鈴木拡樹が語る『幽☆遊☆白書』への愛と敬意――そして舞台の“火”を灯し続ける覚悟

鈴木拡樹が語る『幽☆遊☆白書』への愛と敬意――そして舞台の“火”を灯し続ける覚悟

公演中の舞台『幽☆遊☆白書』其の弐。CUT2021年1月号では、蔵馬役の鈴木拡樹さんのインタビューが掲載されています。初演時には浦飯幽助役の崎山つばささん、飛影役の橋本祥平さんとの鼎談を掲載させていただきました(CUT2019年8月号)。鈴木さんはその際にも“幽白愛”を爆発させてくださったのですが、今回もしっかりと作品への想いを語ってくれました。

前作では幽助・飛影・蔵馬・桑原の4人が揃う場面がほとんどありませんでしたが、「四聖獣」の話に突入する本作では、カルテット感をより強めていきたいとのこと。

僕のなかでは『幽☆遊☆白書』はやっぱり4人でひとつ、カルテットでこそだと思っているので――(中略)四聖獣のところを稽古し始めて、徐々にチームワークができてきたかなと思います。やっと桑原と絡めて楽しいです。桑原と蔵馬の関係もいいんですよね。なぜか桑原に対してだけは「桑原くん」呼びで(笑)。その距離感が絶妙にいいなって思います。かと思えば、幽助に対しては「幽助」って言って、いきなり距離感を縮める蔵馬っていう

稽古真っ最中の取材だったこともあり、本番に向けての熱意と前向きなグルーヴを感じることができました。そしてその結果は公演をすでにご覧になった方には伝わっていると思います。

また、現在の演劇界は新型コロナウイルスの影響を受け、入念な感染予防対策を取りながら慎重に公演が行われています。鈴木さんもコロナ禍を経て、舞台への新たな想いに気づけたそうです。

今劇場では、受付での体温検査など、お客様にいろんなご協力をお願いしているんです。確認の手間だったり、熱がある方は来ること自体を控えていただいたり。でも、そういうことに不満の声が出ていないということが、僕はすごく嬉しいんです。やっぱり、舞台ってお客さんも含めて一緒に作ってるんだなということをこういうかたちでも確認できたのが、いち関係者として嬉しい。そうだよな、キャストやスタッフだけで作ってるんじゃないよなってすごく感じました。お客さんの愛情を改めて感じます

CUTでは鈴木さんの取材を多数行ってきましたが、その度にお芝居に対する熱の高さ、愛情の深さを更新し続けているなと感じさせられます。今後もそんな鈴木さんを追いかけていきたいと思いますので、ぜひご期待ください!(渡部香)

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