荒木宏文、今回は役者&演出家として舞台『幽☆遊☆白書』に挑む!

荒木宏文、今回は役者&演出家として舞台『幽☆遊☆白書』に挑む!

初演から約1年の時を経て、待望の続編として上演中の舞台『幽☆遊☆白書』其の弐。コエンマ役の荒木宏文さんのインタビューがCUT2021年1月号に掲載されています。舞台版ではストーリーテラーの役割も務めるコエンマを演じつつ、今回は演出家としても参加している荒木さんに、役者・演出家の両視点から舞台『幽☆遊☆白書』其の弐についてうかがいました。

コロナ禍で演劇を作っていくうえで、プレイヤーとして感じた不安をどう解消できるのか、考えることが多かったんです。今回演出家として参加することで、そこに制作段階から注力できるのであれば、これほど都合のいいことはないなと思って。「制作の人たちもこれだけのことやらないと、役者にこれだけのお願いはできないよ」っていう話ができたのは、演出家として参加しているからこそ。(中略)コロナ禍であることを考えたうえでその演出のセンスを発揮できるかどうかが、今のご時世で生き残れる演出家かどうかというところに繋がってくるような気がしています

コロナ対策も含めた作品の演出をしながら、役者としてコエンマに向き合う。その二足の草鞋はなかなか大変だともおしゃっていました。

プレイヤーとして出演している時間も長いので、袖中で演出しながらも尺に合わせてスタンバイしなきゃいけなくて、ギリギリまで前で芝居を観ることができないんです。結局、稽古が終わってから動画でチェックするしかなくて、俺からのダメ出しだけ、少し遅れてしまうんですよね。その点はちょっとストレスなんです。だから、自分が今後演出家としてやる時は、もうプレイヤーとして出たくないなあなんて(笑)

現在起きている問題に真正面から向き合い、解決策を投じていく荒木さんの言葉には、共演者、スタッフはもちろん、我々観客も信頼感が増すばかり。役者だけではなく、演出家としても荒木さんのこれからが楽しみです!(渡部香)

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