松村北斗さん表紙のCUT6月号、いよいよ本日発売です!
「松村北斗とは誰なのか?」と題した今回の特集。10年前の俳優デビュー作『私立バカレア高校』から、放送中のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』まで、その道程を紐解きながら、松村さんにとっての「俳優業」について、たっぷりお話を聞きました。ずっと松村さんを追いかけてきた方はもちろん、近作で「俳優・松村北斗」の虜になった方にも、その魅力の片鱗を感じていただける内容になっていると思います。 以下、インタビューの一部を抜粋して紹介します!
(『恋マジ』で演じる長峰柊磨の役作りについて)まずひとつには、視聴者の方に柊磨の魅力に気づいてもらえるようにすること。それによって、多くの人たちをドラマに取り込むという役割のあるキャラクターだと思ったんです。その一方で、柊磨の魅力に気づいてしまった人にしかわからない、不思議な引力みたいなものを表現したいという想いもあって……わかりやすく魅力を見せるほうを取るのか、そうではないのかというところですごく悩みました
お芝居の面白さに気づいたのは、ここ数年ですね。『パーフェクトワールド』(2019年)はすごく、お芝居について教えられた作品で、よく覚えています。(中略)とは言え、『パーフェクトワールド』でパッと役者としての自分を自覚したということではなく、じわじわと自覚していったということだと思うんですけどね。でも、「お芝居とは」ということに向き合うようになったのは、そのくらいからだと思います
(役者のキャリアは)坂道に近いですね。(中略)途中で振り返れば過去との高低差は感じるし、数年前と比べて与えられた役の重みみたいなものがどんどん増しているという意味では、上ってはいるんでしょうけど、そこにたどり着くまでに随分傷を負っていて、今のところ、楽になる瞬間がないんです。でも……それなのに、どうしてか楽しいんですよね。その楽しさって、笑っちゃうような、英語で言うFunではなくて……一喜一憂しながら、悩んで、前進と後退を繰り返しながらも、一番、人生を満喫している感覚があるんです。Funじゃなくて、Enjoyなんだと思います
インタビューはもちろん、フォトセッションも自信アリ、です! 表紙の写真を筆頭に、アンニュイだけど目を離せない、不思議な存在感に満ちたカットをたっぷり掲載しています。ぜひお手にとってお確かめください!(安田季那子)
CUT6月号は現在以下にて購入可能です。