窪田正孝、新境地へ。『ある男』を経て辿り着いた"表現の真髄"とは?CUT11月号にてインタビュー掲載!

窪田正孝、新境地へ。『ある男』を経て辿り着いた"表現の真髄"とは?CUT11月号にてインタビュー掲載!

発売中のCUT11月号に、窪田正孝さんのインタビューを掲載しています!
11月18日公開の映画『ある男』で、「ある男=X」を演じる窪田さん。不慮の事故で亡くなったあとで、生前「別人の名を語っていた」事実が発覚するーーという、形容だけ聞けばセンセーショナルな人物ですが、そんな「ある男」をどのような思いで演じたのか伺いました。以下、インタビュー内容を一部抜粋してご紹介します。

役者って、演じる上で情報があればあるだけ嬉しいし居やすいんですよ。でもこの役はむしろ、グレーゾーンが多いのが魅力的だと思ったんですよね。お芝居とか関係なく、今の時代って情報に溢れていて、人に考えさせる隙間がないというか……全部を提示してどこまでも答えを言ってしまうことが多いけど、この役はそうじゃなくて、「存在はしているけど、見える人にしか見えてない」くらいの存在だというのが好きだったんです。だから、彼の中をいかにグレーゾーンにしておくかというのが、演じる上では軸になっていたと思います。(中略)彼自身にとって言葉は重要じゃないというか、伝えるという機能が失われた人、みたいなイメージがあったので、そんなところを大事にしました

日本語ってすごく複雑で、だからこそすごく的確に、正確にセリフで伝えることができてしまうから、ともするとそこで完結してしまうんですよね。『ある男』はあえてそれを使わないところが僕はすごく好きでしたし、そうすることによって、誰でも入っていいスペースとしてのグレーゾーンが生まれて、演技のベクトルがいい意味で変わっていったりもして。軸がないことが軸というか、実体のない存在ではありました


窪田さんの“今”に迫ったインタビュー全文は、繊細さと粗さが同居した撮り下ろしポートレートと合わせて、ぜひ誌面でご堪能ください!(山下茜)

CUT11月号は現在以下にて購入可能です。

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