明日、3月20日発売のCUT4月号に、崎山つばささんのインタビューを掲載しています。
2021年に初演、今年4月から再演される舞台『サンソン ―ルイ16世の首を刎ねた男―』で、主人公や国を大きく動かすトビアス・シュミットを演じる崎山さん。18世紀フランスに実在した死刑執行人・シャルル=アンリ・サンソンの実話をベースにした本作を通して、崎山さん自身が改めて感じた芝居への思い、そして役者としての在り方とは?
以下、インタビューの一部を抜粋してお届けします。
――現代だと、疑問を感じても社会を変えるのは難しいと諦めてしまいますよね。(今作で)友人が死刑になるところを、仲間が集まって止めようとして、実際に阻止できる場面があって。それは本当に、その時代ならではの出来事だと思うんです。違うものは違う、したくないことはしないっていうのを押し通せるのが、その時代の良さでもあり、脆さでもあるなっていうことに、すごく心が揺れたんです。エネルギーだけで世の中を変えられる、そして誰でもそれができた。一市民が国を動かす力を持っているということが、すごくいいなと思いました
そうですね。上にいる人にものを言いづらい時代でもあるので、すごく勇気づけられる部分があるなと思います。こういう仕事をしてるからこそ――何が正しいかはわからないですけど、自分が正しいと思うものを作って届けたい。そういう思いとリンクするところもあります
ちなみに、今回着ているピンクのシャツは崎山さんセレクト。最初は「白シャツがいいかな」と話していたのですが、崎山さんが「シャツはピンクでも似合いそうじゃない?」と選んでくださったのでピンクのシャツにしたところ、背景のカーキと相まってとっても素敵に仕上がりました!
ブログのオフショットはダブルピースでゆるっとした雰囲気ですが、誌面掲載の撮り下ろしフォトでは絵画的な美しさをお届けしています! かなり接近したカットもありますので、ぜひ本誌をお手にとってご確認ください(阿部文香)
CUT4月号は現在以下にてご予約可能です。