ダニー・ボイルの『スラムドッグ$ミリオネア』に続く新作“127 HOURS”。
http://www.foxsearchlight.com/127hours/
日本でもちょっと話題になっていた、アーロン・ラルストンというごく普通の若者の経験に基づく映画である。
このアーロン、ロッククライミングが趣味なのだが、2003年に誰にも行き先を遂げずにクライミングしていた際、落石に右腕を挟まれて6日間、身動きがとれなくなってしまったのだ。そして、最終的に彼は小さなポケットナイフで、自ら自分の右腕を切断し、なんとか生き延びたのだ……。
今となっては勇気、希望、奇跡の象徴として全米でヒーロー扱いされているアーロン。この映画も人生の尊さがフォーカスされているようだが、彼が体験した6日間の地獄はとてつもなく壮絶だったことは簡単に想像できるだろう。どうやら、この映画はそのエグさも覆い隠すことなく、描かれているとのこと。中村明美のトロント映画祭のレポートによれば、倒れてしまう観客がいたほど、その描写は強烈らしい。
むむ。ちょっと怖いけど、早く観たい。
ちなみにアーロンを演じるのは、ジェームズ・フランコ。ほとんどひとり演技しているわけだが、それも相当なものらしくて、アカデミー賞にノミネートされるのは、ほぼ確実だそう。それも楽しみ。
トレイラーで流れるバンド・オブ・ホーセズも映像にピッタシでよい。(内田亮)