前からいい俳優だったのは知っていたけど、最近、急にそのイケイケぶりが目立つのがライアン・ゴズリング。
『きみを読む物語』でブレイクしたが、その後、日本公開されなかったインディ作品などに出演したり、なかなか目につかなかったけど、ここに来て出演作が目白押し。
しかも、どれも面白いし、彼のレンジの広さがうかがえる。
現在公開されている、スラップスティックな不純愛映画『ラブ・アゲイン』（上の写真）では女たらしの軽薄野郎をものの見事に自分のものにしているというのに、来年公開されるウルトラ・バイオレンスな純愛映画『ドライヴ』（下の写真）では、そのキャラクターとは正反対な物静かなスタントマンを、これまたものの見事に自分のものにしている。
来年はさらにジョージ・クルーニー監督作『アイズ・オブ・マーチ』などが控えているが、この作品でアカデミー賞にノミネートされるのでは、と予想されているゴズリング。彼の快進撃はまだまだ続くだろう。
今もっともチェックするべき俳優である。（内田亮）

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