スーパーボウルで公開された映画トレイラーのまとめ


しばらく前に終わったばかりのスーパーボウル。
マドンナによる史上最大規模で行われた過去最高のハーフタイム・ショー(http://ro69.jp/blog/nakamura/63685)や、一緒に出てきたM.I.A.が生放送中に中指立てたなど(http://ro69.jp/blog/nakamura/63686)、現地の中村明美により、アメリカ全土が祭るこのイベントについてのレポートが入っているが、映画ファンにとって楽しみなのは、この日に明かされる特大版トレイラーの数々。
自分もアメリカに住んでいたからわかるんだけど、全国民がテレビ付けになるイベントだけにCMも超豪華。
1スポット、数百万ドルという法外な価格なだけに企業もすごく気合を入れて目立つCMを作るのだ。
映画会社も例外ではない。
ということで、『EMPIRE』誌では、早速本日試合中に公開された映画トレイラーをまとめて評価している。
http://www.empireonline.com/news/story.asp?NID=33052
浅野忠信出演の『バトルシップ』や、ピクサーのアンドリュー・スタントン監督の実写映画初挑戦『ジョン・カーター』など気になる作品のトレイラーの中、やはり一際目立つのが『アベンジャーズ』のトレイラーだろう。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=bGt-saFvkNk
特にアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイが輪になって勢揃いしている画は鳥肌もの。
これは早く観たくなる。

面白いのは、『EMPIRE』のページに最後オチがあること。
映画のトレイラーではなく、クリント・イーストウッドが登場するクライスラーのCMなんだけど、実はどのトレイラーより興奮したのはこれ。
悲惨な状況に陥っているアメ車産業を「アメリカも今がハーフタイムだ。これから巻き返してみせる」というような感じで鼓舞させるスピーチをしているだけのCMなんだけど、なにしろ話しているのはクリントである。
アメリカの車産業の中心にあり、一時期は高い失業率に苦しんだけど、なんとか復活を図るモーター・シティことデトロイトから届けられたこのCMに、涙した米国人は少なくないはず。
これは一見の価値あり。
http://www.youtube.com/watch?v=tFAiqxm1FDA&feature=player_embedded

ふと思うのは、中村明美の記事にも、『EMPIRE』の記事にも、試合についてまったく言及されてないこと。
一応、メインはフットボールの試合なのに。
かく言う自分も、今日までどのチームが出ていたかさっぱりわからなかったし、その結果にはまったく興味なかったりするんだけど。(内田亮)
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