気になる映画:ロバート・ゼメキス12年ぶりの実写映画”Flight”
2012.06.13 07:45
まず最初に言っておかないといけないんですが、これ、ロバート・ゼメキスの最新作です。
というだけでも、普段なら楽勝でどスルーかますに十分すぎる情報なんですが、その一方で、ま、久しぶりに楽しみに待っていてあげたいなと思うところもあったりするこの映画。
というのも、ゼメキスにとって実に久しぶりな(なんでも『キャスト・アウェイ』以来、12年ぶりとな)実写映画なんですね。
そして、『ポーラー・エクスプレス』やら『クリスマス・キャロル』やら、超ハイリスク/見事にノーリターンな3Dアニメを連発し、逆の意味で孤高の存在になっちゃった彼にとっての、起死回生の場外ホームランになるはずの、いや、そうしなければならない一作であると。
そんな、いろんな意味での注目作”Flight”(原題)のトレイラーが公開されております。
http://www.rottentomatoes.com/m/flight_2012/trailers/
印象は人それぞれあるだろうけど、けっこうおもしろそうなんだよなー。
デンゼル・ワシントンが演じている主人公はジャンボジェット機の機長で、墜落寸前の旅客機をアメイジングな操縦によって不時着させ、一躍、アメリカ中のヒーローに祭り上げられる。
ところが、事故原因が調査されていくにつれて、あれ? 機体がどうこう以前に、あなたアルコール中毒ですよね? というか、薬物依存でもありますよね?という事実もまた明らかにされていってしまうと。
ちょっとサスペンス、だけどなんとなくヒューマンドラマ的な展開も予想されるこの映画は確かにヒットしそうな匂いがしないでもない。
まず、アル中&薬物依存のデンゼル・ワシントンってやっぱり観てみたいし。
あと、ドン・チードル出てるし。
いやね、ドン・チードル、むちゃくちゃうまいし、でもそれ以上になんだか妙に好きなんだよな、この人の顔。
ただ、トレイラーの盛り上がりどころにストーンズ”ギミー・シェルター”はどうなのよ。まあトレイラーを観れば意味合いはわかるけども。
本国では今年11月公開。がんばれ、ゼメキス。(小柳)