第1作『007 カジノ・ロワイヤル』では、新たなボンドを鮮烈に印象付けたが、第2作『007 慰めの報酬』は同じく野心作ながらも観客の期待するボンドからは軌道を外れた印象が否めなかった、ダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンド。
今作は、サム・メンデス監督とのタッグによって観客が求める『007』に向き合いながら、同時にジェームズ・ボンドの成長を自分の体を通して描くということにダニエル・クレイグは成功している。
往年のファンの多くにも今作が受け入れられているのは、観たいボンドを観せてくれただけではなく、ダニエル・クレイグがその男気、覚悟、攻めの姿勢をきちんと『007』作品としてのクオリティに落とし込んだことに対する評価なのではないだろうか。
11月19日発売のCUTでもMOVIE OF THE MONTHとして特集してますのでお楽しみに。
また以下の「シリーズ50周年記念作『007 スカイフォール』 50のサイトを追え!」というサイトとこのブログは相互リンクしてます。
クリックしてみてください。
「シネマトゥデイ」のイケメン座談会、すごいな。
日本公開は12月1日。(古河)