毎月恒例のTSUTAYA発掘良品×CUTのコラボページ、今月はリメイク映画の「元ネタ」を調査しております。
それはたとえば、タラの最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』の大いなる元ネタのひとつ『続荒野の用心棒』だったり。
今あらためて観直すと、『ジャンゴ』のあまりのまんまっぷりに爆笑できたりもするのでそりゃもうオススメです。
でも、今回取り上げている作品の中でぜひ今こそ観て頂きたいのは『デス・レース2000年』。
個人的にもロジャー・コーマン映画の中でいちばん好きなんですが、これね、本当にすごいんですよ。
人を轢き殺したら得点、しかも老人や子供は点数が高いとか、今こうして書いてもまあモラル的には思い切りアウトな映画なんですが、劇中では描写のあまりの大げささとか効果音なんかでちゃんとコメディにしているという。
書き方が難しいけれど、潔いほどにブラックで清々しいまでにぶっ飛んでいるという、これぞカルトの称号にふさわしいクラシックであると。
ジェイソン・ステイサム主演のリメイク版『デス・レース』はいまいちだったじゃん！とお怒りのあなた、あのリメイク版になかったものすべてがこのオリジナルには詰まっておりますよ（鬼畜のヒールを演じるスタローンとかね！）。

ぜひ絶賛発売中のCUT４月号を手にとって頂ければ。
作品のリストは以下のURLでも確認できます。よろしくです。（小柳）
http://www.tsutaya.co.jp/movie/ms/t-hr/cut/index.html