DJ KATSUのファンキーなマッシュアップ（MAMEZUKAは遅れてしまっているそう）から、ライブ一番手には新人UKバンド、ベラキスが登場！ リンゴ・スターの孫娘（ザック・スターキーの娘）であるターシャと、ザ・シャドウズのトニー・ミーハンの息子であるルアリーが出会って結成された、ブリティッシュ・ビートのサラブレッドたちだ。その話題性に負けない、現代型の骨太なブリット・ポップを聴かせてくれる。リード・ボーカルを目まぐるしくスイッチし、重厚なハーモニー・ワークもナイス。ルアリーは明日の出演時間を告知して「ココニキテネ！」と叫んでいた。皆さんぜひ。

続いては、爆発的なインスト・ロックのライブが話題を呼んでいるMOP of Head。どこかで出演を聞きつけた兵庫さんから「四の五の言わずに観ろ」という命を受けたのだが、これは凄い。扇動すること以外には何も考えてなさそうなシンセ音、雷鳴のように弾きまくるギター、下腹部を直撃するベース、そして縦に弾けるダンス性を担ったドラム。それだけと言えばそれだけなのだが、生バンドだからこその強烈なパンチと躍動感がある。あと、見たら誰でも言うと思うが、とりわけベース女子がイカス。うわ、“ソング２”カバーきた。盛り上げまくりである。

なのだが、ハラカミくん突然の訃報によるショックで、先程から少し現実感を失っています。安らかに。（小池宏和）