先週金曜日に公開になったMartin Garrixの新曲、聴きましたか?
曲も最高だしこのMVも最高。
EDMの狂騒を「ごく日常の物語」に昇華したザ・チェインスモーカーズしかり、パーティーの享楽性と日常の地続き感をリアルに描いていることが、マーティン・ギャリックスが支持される理由だろう。
SNS時代を超越しているというか、要するに、非日常を求めてはいるが、あくまでも浮世離れしたものではなく、それこそインスタの枠にぴたりとはまるリアリティが必要、という時代の雰囲気を真っ直ぐに伝えているのではないか。
ちょっと飛躍するが、その時代のムードとフューチャー・ベースの親和性もまた実に高い。
トロイ・シヴァンも、以前↓でフィーチャーされているデュア・リパも、2人ともLGBTへの偏見・差別と闘うアーティスト。この対照的な声の質感とか、従来のメインストリームを賑わしてきた「男らしさ」や「女らしさ」を超えていて、ぐっとくる。ちなみにデュア・リパは以前よりトロイのファンを公言していたことでも知られる。