RADWIMPS「DADA」

RADWIMPS「DADA」

明日1月12日が発売日、なので本日が店着日。
RADWIMPSのニューシングル。

RADWIMPS「DADA」
TOCT 40317 Virgin Records/EMI Music Japan

正直、前作にあたる2枚のシングル、
「携帯電話」と「マニフェスト」は、どちらもすっごくいい曲だけど
(特に僕は前者が好きです)、RADWIMPSがとてつもない
バケモノであることの証明、みたいな、過去何度かあったような、
決定打的な曲ではなかったんだなあ。
ということが、これを聴いてわかりました。
ほんとに決定打だ、これ。
すごい。シャレになってない。なんだこいつ。

ジャパンのクロスレビューとかでも書かれているように、
ざっくり言うと、生と死についての歌だといえます。
ただ、それらにまつわる、多くの人が持っているような、
お手軽で安直な絶望も、同じくお手軽で安直な希望も、
まとめてぶったぎってぶち捨てる、そういう歌です。
しかも、極めて簡潔で、日常的な表現方法でもって。

という曲だと、私は受け取りました。
で、大変にショックを受けています。
言うまでもなく、その「多くの人」に自分も入っているので。

かつて、同じようなことをテーマにしてきた、ロックや文学や映画とかは、
洋邦問わず、きっといくつもあると思う。
でも、こんなふうに表現できた奴は、僕はこのバンドしか知らない。


あとこれ、ミクスチャー・ロックとしてもすごい。
レッチリを独自に解釈しすぎてもはや原形をとどめていないような。
ハードコアとファンクとアンビエントがいっぺんに鳴っているような。
こんな音聴いたことありません、とにかく。

さらに。カップリングの「縷々」もすばらしいです。
一聴すると、野田洋次郎の得意技っぽい、しっとりとしたフォーキーな曲だけど、
歌詞が「平易で深い」という意味において、すごいことになっている。


しかし、野田洋次郎、もう、恋とか愛とかを歌う次元を
超えてしまったんだなあ、それらのもっともっと
先にあるものを見ているんだなあ、と、つくづく思う。
そう、「超えてしまった」という言い方が、最もしっくりくる感じだと思う。
恐ろしい奴。

アルバムが楽しみだけど、すごすぎて、ちょっと聴くのが怖い気すらします。
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