SIGHT最新号、発売5日目です。
おかげさまですごく売れていて、毎日どんどん追加注文をいただいております。
ありがとうございます。
総力特集のリードで、渋谷も書いていますが、この号の総力特集、
「自民・東電・メディアが作った原発日本」というタイトルですが、
「自民と東電とメディアが悪いのだ」という趣旨の特集ではありません。
というか、それも含まれている特集ではあるけど、
「というわけで、悪者はこいつらです。以上」
というような簡単な話ではない、ということです。
10代や、20代や、30代前半の方だと、また違うと思うが、僕くらいの
年代(42歳)だと、「原発がこんなに危険なものだったなんて」とか、
「だまされた、電力会社も政府も安全だって言ってたのに」とは、
正直、言えないところがある。
危なくないわけがない、危険きわまりないに決まっている、と思っていたので。
もちろん、各電力会社が、「安全です」というキャンペーンを
張っていたのも知っていたが、そんなの全然信じていなかったし。
で、何が言いたいのかというと、「原発は危ない」って知っていたのに、
それを頭の中でうやむやにしてしまっていた、という、
自責の念とか後悔とかが、正直、あるわけです。
僕の世代は、チェルノブイリをきっかけに、1980年代中盤から後半にかけて
起こった、世の中の反原発の動きを、リアルタイムで知っている。
遠い海外の出来事ではあったけど、でも、ザ・ブルーハーツ
「チェルノブイリ」も、佐野元春「警告どおり 計画どおり」も、
RCサクセションやザ・タイマーズの作品も、当時、あたりまえに
聴いていた。ロック・ファンだったので。
広瀬隆の「危険な話」も、読んだ。ベストセラーだったので。
で、ロックにや本に限らず、さまざまなメディアで、原発問題が普通に取り上げられていた。
RCの『COVERS』が、東芝EMIの親会社の圧力でリリースできなくなった時は、
すべてのメディアで報じられるほどの、大騒ぎになった。
そのように、昔は原発問題って、もっと普通に、カジュアルに語られていたのに、
それがそうじゃなくなったのはなんでなのか。ということも、考えたいわけです。
ただ、「語られなくなったんだから、俺が頭の中でうやむやにして
しまったのも、しょうがない」という気持ちには、なれませんが。
そういうようなことを考えながら、この号の編集後記を書きました。
まだの方、とにかく、ぜひ読んでいただければと思います。
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