「JAPAN JAM 2012のツボ」ブログ、その7です。
今回は、昨日発表になった、5月3日出演のこのアクトに関して。
スネオヘアー ゲスト・アーティスト:渡辺健二(情熱)
はあ? と一瞬思います。本人じゃん。という。
ただ、ほんとに「本人じゃん」ってだけなら、やらないと思う。
一応説明。情熱というのは、ちょっと前に……いや、
ちょっとじゃないか、結構前か。もう2年くらい経つから。
えーと、約2年ほど前に、渡辺健二さんが、サニーデイ・
サービスのベーシスト、田中貴と共に結成したバンドです。
スネオヘアーの活動とは別に、時々、ライヴをやったりしています。
前は小島一浩がドラムを叩いていましたが、今回は、
bloodthirsty butchersのメンバーであり、FOEやSISITEでも
活動中の名ドラマー、小松正宏が参加するそうです。
情熱、以前から、「やってることはスネオヘアー、ただスネオの
時とはメンバーが違うだけ」というライヴでは、ありませんでした。
確かに、ちゃんと、バンドでした。別の生き物でした。
というふうに、分けるのだと思います、今回も。
あともうひとつ。「情熱」というのは、スネオヘアーの
会社の名前でもあります。
……これ、最初から書いたほうがいいか。ファンはみんな
知っていますが、田中貴、2000年にサニーデイが解散した後、
SCOOBIE DOのマネージャーになりました。
それを数年間務め上げ、そのあと「スネオヘアーの仕事を
してほしい」という要請を受けて、当時スネオが所属していた事務所に入社。
主にライヴ制作と、音源制作の際のディレクターのような、
あるいは共同プロデューサーのような仕事をしていて、
その数年後、スネオヘアーが独立する時に、田中と、
今のマネージャーとの3人で、会社を作ったと。
その会社が株式会社情熱、というわけです。
所属アーティストは、スネオヘアー、田中貴、あとATSUOという
ダンサー&振付師、の3人です。
なんでそんなに把握しているのかというと、私、田中貴と長い
付き合いで、普段から会う機会があって、その、会社を作るとか、
事務所を借りたとか、そういうことで彼らがバタバタ
忙しそうにしていた時期に、よく顔を合わせていたからなのでした。
そのわりには、特になんにも手伝わなかったし、
いまだに事務所にも行ったことありませんが。
で。ちょっと話が前後しますが、スネオの事務所にいる時期に、
サニーデイが再結成、ということになって、それで田中さん、
ミュージシャン兼スタッフみたいな、プレイングマネージャー的な
ことになって、現在に至るわけです。
昔も今も、スネオさんのバンドのメンバーのスケジュール押さえとか、
リハーサルの日程を調整してスタジオをとるとか、そういうことは、
田中貴の仕事なわけですが、前の事務所にいる時は、
自分は裏方に徹して、別のベーシストを立てていました。
が、株式会社情熱を立ち上げてからは、スネオヘアーのベースも、
田中が弾いています。
ということは、このJAPAN JAMも、そっちも田中が
弾くのかもしれません。違うかもしれませんが。
って、だから、親しいと言ってるわりに、なんでこんなに
把握してないのか俺は。
正直、あんまり、「どんなふうにライヴやるの?」とかきいて、
事前に知りたくないのです。
ライヴ本番のその場で、「おお!」とか「そうかあ!」とかって
盛り上がりたいので。
スネオさんも田中さんもああいう人なので、きっと何か、考えていると思う。
「2パターンのバンドで、演奏して歌って帰っていったねえ」って
ことには、ならない気がする。というか、スネオのライヴって
いつもとてもいいものなので、考えたらそれでもいい気もしないでも
ないけど、でも、そうならないと思います。
楽しみです、とても。
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