大阪、愛知、福岡と、各地でこのツアーを観てきたが、約七万人のお客さん、
そして野外スタジアムというシチュエーションは、凄まじい開放感と一体感があった。
華々しいレーザーや映像を駆使した最新型の演出と、
生きることと死ぬこと、人と人との繋がりという、人間にとって最も重要なことだけを奏でる音楽。
それが見事なまでに躍動的に合わさって、本当に素晴らしい体験だった。
BUMPが誕生してから20年と約半年、今日のMCでも、
中学2年生の時に学校の帰り道で升が藤原の胸ぐらを掴み、
「ロックを変えようぜ!」と言った、というエピソードが楽しそうに披露されていたが、
自分たちを育ててくれた音楽に恩返しをするために、
そして音楽の素晴らしさをよりみんなに伝えるために、
まさにその最初の思いがどんどん実っているんだなと、そんな風に思えるほどの、誇りと真摯さと勇気と意志が宿ったライブだった。
藤原は最後、相当昂りながら何度も何度も感謝を告げていた。
明日はついにファイナル!
JAPANは7月30日発売号で超速報、8月30日発売号で密着大特集を掲載します。
写真はアルバム『Butterflies』表紙巻頭特集、JAPAN3月号!(小松)