シンガーソングライター、藤原さくらの最新作『green』(6月13日発売)は全6曲収録のEP作品。
EPでありながらフルアルバムを聴いた時のような充実感を感じる作品である。
今年2月、先行して配信リリースされた“The Moon”に感じた新機軸の地続きにあるような作品で、その配信シングルと同じく、今作のプロデュースを担ったのはmabanua。
1stアルバム『good morning』収録曲でも楽曲アレンジを手がけたり、ツアーにも参加するなど、これまでも制作に関わってきたアーティストの一人である。
今回はそのmabanuaとタッグを組み、藤原さくらの作品としては初となる、ワンプロデューサーによるトータルプロデュース作品を作り上げた。
彼女が生み出す楽曲の世界観を見事なアレンジで押し広げ、藤原さくらのシンガーとしての新たな魅力をも引き出すことに成功している。
何より彼女自身がその変化を楽しんでいるのがよくわかるし、昨年リリースした2ndアルバム『PLAY』での楽曲制作を経て、さらにソングライターとしての多面性、そして改めて音楽に向き合うフレッシュな喜びに満ちた作品となった。
彼女のシンガーソングライターとしての成熟と、同時に普遍のみずみずしさに満ちた、新たなスタートを提示するような『green』。
藤原さくらの新章を予感させる本当に素晴らしい作品だと思う。
この胸躍る新作について、彼女自身にじっくり語ってもらいました。
このインタビュー記事は、5月30 日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』7月号に掲載されます。
なぜ彼女が今回ワンプロデューサーで作品を制作するに至ったのか、また、自身が感じている音楽への向き合い方の変化についてなど、私自身、今回の作品についてのインタビューを通じて、シンガーソングライター・藤原さくらの魅力を改めて実感することができました。
ぜひこの新作を楽しみに待ちながら、ご一読ください。(杉浦美恵)
藤原さくらの新章のはじまり。新作EP『green』についてインタビュー!
2018.05.21 12:21