4月にリリースされたミニアルバム『夢うつつ』、そのリリースツアーファイナル公演をLIQUIDROOMで観た。
冒頭からアクセル全開で、観客が突き上げる拳の波に応えるように、持てるすべてを出し惜しみなく、かつ丁寧に届けていくSIX LOUNGE。
曲間に声を枯らしながら「どこまでも行こう!」「まだまだ足りない!」とぶちまけるヤマグチユウモリ、髪の毛を上下左右に振り乱しながらステージを動き回るイワオリク、ただひたすらに前のめりにビートを刻むナガマツシンタロウ、三者三様のロックンローラー然とした佇まいに男の生き様を感じては、何度も涙してしまいそうなくらい、とてもすがすがしく潔いライブだった。
「バンドやってるな!生きてるな!」とユウモリが胸の内を高らかにさらけ出してからの、“くだらない”→“俺のロックンロール”→“僕を撃て”という本編ラストを締めくくる熱演は、まさにその象徴たる瞬間だった。
ロックンロールの未来を更新していくSIX LOUNGEの、今後の動向に目が離せない。(榮谷)
SIX LOUNGEのツアーファイナルを観た!
2018.06.21 09:29