それでも4人の類稀なる個性が、結果として新しいメロディとサウンドを導いてしまう。という彼らの構造は、ロックバンドの理想に限りなく近いものだと思う。
なぜ、そうなれたかと言うと、やっぱり鈴鹿秋斗(Dr)が10年間守り抜いてきた土台があるからだし、米田貴紀(Vo・G)のわくわくともやもやを渾然一体に爆発させる炎が消えないからだし、そこに漢気溢れる低音という、柱としてのマイケル(B)が加わり、ザ・ロックンロール・ギタリストの西田一紀(G)が加わったからだ。
そして前アルバム『INTELLIGENCE』において、自分たちの好きなもの、本当にかっこいいと思うものを突き詰めることこそが、オーディエンスを心底楽しませることに繋がるはず――そういう覚悟の決め方をしたからだ。
だから『Magical Feelin’』はめちゃくちゃ素晴らしいシングルになっている。といった話と、リスナーやシーンに対する想いを語り尽してもらった。記事は『ROCKIN’ON JAPAN』9月号に掲載されます。ぜひお楽しみに!(秋摩竜太郎)