ハルカミライ 、ロックを再生するのはこいつらだ!

ハルカミライ 、ロックを再生するのはこいつらだ!
《欲しい訳では全然なかった/欲しがる理由も何処にも無かった/ただ僕は正体を確実を知りたいんだ》

この『PEAK’D YELLOW』というシングルが11月13日に世に放たれて、12月8日の幕張メッセ国際展示場1ホールの巨大ワンマンの火蓋が切って落とされたら、もう手が届かないくらいのスピードで突っ走っていってしまうような気がして、とにかくインタビューをさせてもらうことにした。
そしたら4人はロケ撮影で昨今のバンドでは見たことない全力のハジけっぷりを見せ、インタビューは他では4人全員で語ることが多いのだがJAPANだけはと詞曲を手がける橋本学(Vo)と編曲を手がける須藤俊(B・Cho)の2人でクソほど真摯に語ってくれた。

この規模でライブができることからもわかる通り、知っている人にとってはもう一瞬たりとも目が離せない存在。
でも多くの人にとってはノーマーク。
音も、パフォーマンスも、キャラクターも、コミュニケーションのあり方も、何一つ今の時代ならではの武器を駆使していないからだ。
イメージを拡散させるたくさんの術を持っているバンドやアーティストたちがいくらでもいる中で、ハルカミライはただ自分たちの正体を確実に伝えるだけ。
いや、伝えるというスタンスさえも取らずに、自分たちが自分たちの正体を確実に知ろうとすることで結果的に、本当に「伝わる」ってことが何なのかを世の中にブチ込む。
でも一つ言えるのは今それをやる理由をハルカミライは本能的にわかっている。
つまりロックを再生させるのはこいつらだってこと。
11月30日発売のJAPANをお楽しみに!(古河晋)
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