10年ぶりのSUPER BEAVERとSUPER BEAVERの対バンライブ! これまでもこれからもバンドを支え続ける[NOiD]レーベルに愛を込めて——

「素人マネージャーと、メジャー落ちバンドのタッグ」——SUPER BEAVERの歴史を渋谷龍太(Vo)自らが綴った小説『都会のラクダ』の一節だ。SUPER BEAVERの反撃の物語は、ライブハウスeggmanのブッカーがマネージャーに名乗りを上げるところから始まった。そして、SUPER BEAVERをマネジメントするために[NOiD]レーベルが発足された。

その[NOiD]レーベル10周年を迎えた10月6日に、[NOiD]期(レーベル発足からメジャー再契約前まで)のSUPER BEAVERと[NOiD]×SONY MUSIC LABELS期(メジャー再契約後)のSUPER BEAVERの対バンライブが行われた。

10年前のちょうど同じ日に、一度目のメジャー期のビーバーと対バンをしており、それを踏まえてのライブコンセプトなのだが、そのときと違うのは「ケリをつける」という意味合いではなく、二度目のメジャー期との対バンは「仲間が増えたことの証明」になっていたこと。

渋谷がMCで「共闘する」「メジャーレーベルというエンジンを積んでいる」という表現をしていた通り、二度目のメジャー期の活動には、SUPER BEAVERの意思、[NOiD]の意思がしっかり宿っている。
それは、お茶の間でビーバーを目にする機会が増えた中、年間100本超えのライブを行う姿勢からも感じられるし、対バン形式を取っているものの、リリース前の最新曲“決心”まで、すべての楽曲のメッセージがまったくブレていないことからも改めて実感した。

「メジャーレーベル追い出された俺たちに居場所なんてひとつもなかった」とMCで渋谷が語っていたが、そんな当時のビーバーに手を差し伸べたエピソードは何度聞いてもかっこいいし、両者が出会ってくれて本当に良かったと心から思った。


この特別なライブの模様は、10月30日(月)発売の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号で徹底レポートします! 期待してお待ちください!(有本早季)

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