Conton Candyのライブの強さを象徴する“好きなものは手のひらの中”――3度も披露されるほどに熱かったO-Crestでのワンマン公演を観て

Conton Candyのライブの強さを象徴する“好きなものは手のひらの中”――3度も披露されるほどに熱かったO-Crestでのワンマン公演を観て
名古屋、大阪、渋谷eggmanを回り、O-Crestで迎えたツアーファイナル。満員のフロアを見ると、もう少し広い会場でもよかったのではないかと思うが、O-Crestは今年3月の対バンツアーでファイナルが行われた場所。それから9ヶ月かけて、ワンマン公演で戻ってきたのだ。

「ライブに勝ち負けはあって、ワンマンライブは自分に勝つ――」MCで紬衣(Vo・G)はそう言っていた。3月と比較すればバンドの状況は見るからに好転していて追い風が吹いているが、それにおごらず、この1回のライブに魂を込めてストイックなパフォーマンスを繰り広げていく。

Conton Candyの曲は、ライブで聴くと印象が変わる。というより、曲が強くなる感じがする。紬衣の歌声も、双子の楓華(B・Cho)、彩楓(Dr・Cho)が鳴らすビートもとにかく力強くて、ああ、ライブハウスに来たんだな、と気持ちを高揚させてくれる。
その最たる曲が“好きなものは手のひらの中”。アンコール含め3回も演奏されたが、最後には満員だったはずのフロアの後ろ半分がスカスカになるくらい、観客の熱量が前へ前へと溢れて止まらなかった。

Conton Candyは12月30日のCOUNTDOWN JAPAN 23/24、13:00〜COSMO STAGEに出演! 当日参加予定の方はぜひ彼女たちの熱いパフォーマンスを目の当たりにしてほしい。(有本早季)


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