Vaundy“replica ZERO”という偉業について 2024.01.20 20:30 ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記 国立代々木競技場第一体育館で観たツアーセミファイナル。ファッションにも推し活対象にも職人にもならず、ただひたすら極上の酩酊感を持つポップミュージックの巨大な快感物質そのものになったのが今のVaundyだった。この純度と規模と新しさを兼ね備えてこんな場所に立っているアーティストは少なくとも日本にはいない。世界的にもハードルの高いことを、触れれば誰でも虜になる入り口の広さで実現している、改めて化物のような才能だ。今、Vaundyがこの音をたくさんの人に浴びせていることが数年後の日本の文化レベルを上げているという気さえする。(古河晋)