ド頭からライブ終盤のようなシンガロングを巻き起こし、ウルトラエールでは盛り上がりのあまり演奏を一時中断。客席と終始コミュニケーションを取りながらArakezuriは最高の景色を見せてくれた。
出てくる言葉はどれもシンプルでストレートなんだけど、そこに魂がこもっているから、そこにリアルがあるから、ただの夢物語でもなく、慰めの言葉でもなく、本気で世界を変えられるんじゃないかと思わせてくれる希望の言葉として響く。
世の中ってそんなに単純じゃない。だからこそArakezuriはその複雑で生きづらい今日という日を、複雑さを極限まで削ぎ落としたエールの力で希望の明日に変えてくれる。
次はさらにキャパを広げて、12月20日にLIQUIDROOMでのワンマンが控えている。またひとつ、一緒にでかい夢を見られる喜びをArakezuriが与えてくれた。(古閑英揮)