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    自分たちの曲を最短距離で届ける、心のこもったプレゼントみたいなマルシィのライブを観て

    自分たちの曲を最短距離で届ける、心のこもったプレゼントみたいなマルシィのライブを観て
    マルシィ Zepp Tourの2日目、KT Zepp Yokohamaでの公演を観た。

    ライブがいちばん曲が届く場所であってほしい──そうMCでも話していたが、自分たちの曲を最大限お客さんに届けるための演奏や演出にとことんこだわり抜いた、とても丁寧に用意されたプレゼントのようなライブだった。

    まだツアーは始まったばかりなのでネタバレはできないが、ダークな一面を覗かせる曲も、静かに耳を傾けるバラードも、そしてマルシィ王道のミディアムナンバーも、そのどれもがいちばん輝く形でセットリストに組み込まれ、もれなく観客全員を楽曲の世界に引き込んでいった。

    ひとりでも多くの人の心に届いてほしい。音楽を始めた頃からずっと変わらないその想いを体現したライブは、会場に足を運んだ一人ひとりにとって忘れられない思い出となっただろう。その証拠に、終演後に記念写真を撮るお客さんの顔がみんなキラキラと輝いていた。(有本早季)

    【JAPAN最新号】マルシィ・吉田右京が描く「枯れゆく恋」と「永遠の愛」──攻撃的な“ピエロ”、王道を更新した“プレゼント”で恋愛のすべてと向き合った両極端な2曲をひもとく
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