マルシィにインタビューをするたびに、本当にファン想いなバンドだなということを実感する。
今年3月に自身最大規模となる東京国際フォーラムのステージに立った彼らに、のちのちターニングポイントにもなりそうなこのライブを振り返るインタビューをおこなったが、3人ともまず真っ先に来てくれたお客さんへの感謝を述べていた。バンドとしてまさに勢いに乗ってきたというタイミングで、コロナ禍に突入したこともあり、ファンとのコミュニケーションの大切さを身をもって実感しているというのもあるのだろうが、だからということではなく、3人の音楽に対する愛がよく表れたスタンスだと思う。
マルシィは吉田右京(Vo・G)の作る楽曲に惹かれたメンバーで結成されたバンド。最初から順風満帆とはいかず、思うようにライブハウスの動員が増えなかったり、オーディションに落ちてしまうこともあったりしたが、曲に対する強い信頼感が3人をここまで繋いできたのだ。
だから彼らは、同じように自分たちの曲を愛してくれているファンを、曲が繋いでくれた絆を何よりも大切にしている。これこそが、マルシィの楽曲が、ライブが、あたたかな空気を纏っている理由なのではないだろうか。
現在発売中のJAPAN6月号で、そんな3人のあたたかな想いに触れてほしい。
国際フォーラムの公演の直後に心機一転、金髪にイメチェンした右京の新鮮なフォトセッションもお見逃しなく!(有本早季)
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マルシィ・吉田右京が紡ぐ曲に多くの人々が繋ぎ止められる理由、そして揺るぎないバンドの絆に、ツアーを終えた3人に迫りました!
2024.05.08 15:30