今日はイエローモンキーのトリビュートアルバムとメカラ ウロコのライヴDVDの発売日ということで、このブログも彼らの結成20周年に湧き立っております。
というか、12月19日発売のイエローモンキー表紙巻頭特集号の制作が佳境で、編集部は現在イエモンの資料にドップリ首まで漬かってます。
ところで今回のこの20周年プロジェクトの大きな目玉は1月22日発売の『COMPLETE SICKS』。13年前のこの日にリリースされた彼らの6枚目のアルバムにしてロック史に残る傑作『SICKS』。そのデジタル・リマスター盤が本作のデモ音源や秘蔵映像、ブックレットとセットでリリースされるのである。
このリマスターされた『SICKS』の音が凄い。未だに誰にも塗り替えられていないパワフルでエロティックな最強のグルーヴ。その襞の隙間に果てしない奥行きが描かれていたことに気付かされる。そしてトータルで聴いて、どう考えても最新の音としてこのアルバムは2009年に通用している。そして歌詞の決まっていない仮歌も生々しいデモ音源は1日3曲作ることを目標にしていた当時の吉井のソングライティングの挑戦がどのように最後の詰めを迎えていったかが見えるよな貴重な資料である。
ファンのみならず改めて多くの人に、これを機に『SICKS』に触れてほしい。絶対に損はない。(古河)