ルースターズ・ショックに動揺しながらO-CRESTの階段をぐるぐるぐるぐるのぼり詰め、辿り着いたSPANK PAGEの初ワンマン。
すばらしいライヴだった。
楽曲のよさ、演奏、歌、と三拍子そろったバンドだったが、ライヴという肉体を手に入れた感じ。ライヴ・バンドとしてタフに進化していた。
そして次々に繰り出される新曲が、かなりいい。聴いた瞬間走りたくなるような――そう、まるで『かいじゅうたちのいるところ』のマックスが森を走り出す瞬間のように無敵な曲や、フロアから早くもすすり泣きがもれていた名曲、などなど。
昨年、インディーズで限定リリースされ、映画『すべては海になる』の主題歌にも抜擢された“不器用な情景”はやはり名曲だし、パルコのTV‐CMにもなったカップリング 曲“just my imagination”はすごくライヴ映えする。
5月には代官山ユニットで主催イベントも決定。今のSPANK PAGEは、ぜひ観ておいたほうがいい。(井上)