Hawaiian6

Hawaiian6

アルバム「BONDS」を引っ提げてのツアーファイナルとなる新木場スタジオコースト。終盤に銀テープが飛び出すといった彼らにしては驚きの仕掛けもあったが、パンクであると同時に王道であり、マイナーコードで哀しみを吹き飛ばし、声を枯らしながらメロディを輝かせる彼ららしいこの日のライヴになかなか似合っていた。大事な人を愛することや、夢を信じるといったことを実は誰よりもまっすぐ彼らが音楽にできるのは、彼らが目の前のことを一つ一つ楽な道を選ぶことなく乗り越えてきたからだ。愛や夢を歌っても上滑りすることがないくらい傷つきながら進んできたHawaiianにしか作れないアルバムでありツアーだったのだ。(古河)
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