矢野顕子&細美武士

矢野顕子&細美武士

矢野顕子弾き語りコンサート「ここが音楽堂」@国際フォーラム。

さとがえるでやったバンド編成ではない、ピアノ弾き語り。

くるり、パット・メセニー、和田アキ子、山口百恵まで、選曲も演奏も本当に自由。今日もまた素晴らしかった。

忌野清志郎の“恩赦”のあと、“きよしちゃん”を歌った。



昨日のゲストは奥田民生だったが、今日は細美武士。

このふたりのデュエットがすごい。矢野さんの“When I Die”“Say It Ain’t So”、そしてthe HIATUSの“Antibiotic
”をやったのだが、細美のヴォーカルが、いつもとは違う輝きでびっくりした。

矢野さんの声と重なることで、独唱のカタルシスやエモーショナルさとは違った、柔らかく相手を思いやりながら歌うような表情が新鮮だ。もっとこんな歌が聴きたい、と素直に思った。

アンコールには、昨年、大阪サンケイホールのコケラ落としで共演した際にふたりで作ったという、“やさぐれLOVE♡(仮)”も披露した。深い。

ちなみに、細美は、黒いシャツにワインカラーのネクタイにジャケット、といういつもとは全く違う出で立ちが新鮮でカッコいい。本当はブーツを履いてきたが、ペダルが踏めずスニーカーにしたらしい。宙吊りにされた椅子や鉄板や焦げた板やガラスのオブジェなど、立花ハジメによるモダンでスリリングで美しいステージデザインにとても似合っていた。


レコーディングで髪を切りに行けず、さらに今日午前中に行こうと思ったら火曜日で美容室が休みだったそうで、前髪が伸びてさらりと顔にかかっていた。その髪型を見て、「花形満みたい」とあっこちゃんは例えてました。さすが……。

写真は、今日の来場者へのお土産。現在、矢野さんがCM出演中の「綾鷹」。
(井上)
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