劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-

劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-

DIR EN GREY のドキュメンタリー映画、『劇場版DIR EN GREY -UROBOROS-』。
新宿バルト9に観にいってきたのだが、これがすごく面白い、興味深い内容だった。

1月9日、10日に行われた武道館2days公演。
そのそれぞれの日を“09”、“10”と2本のドキュメンタリー映画にしていて、
現在公開中なのは初日の“09”。

バックステージやリハーサルの様子などに迫っているのだが、
驚くほど余計な演出一切なし。
黙々と淡々と、メンバーに標準を合わせてカメラを向けている。
メンバーもタバコを吸ったりなどごく自然にしているのだけど、集中力が高まっていく現場の空気感がギュギュッと濃縮されていて、スクリーン越しにぞくっとするほどの緊張感を覚える瞬間がある。
そもそも、この後に、『UROBOROS』の世界観を体現したあの圧倒的なステージが待っているのだ、と思うだけでドキドキするし、
あの、すさまじいパフォーマンスをする5人は、こんな風に開演までの時を過ごしているのか……と新鮮な驚きがある。

開演後のステージの映像ももちろん収録されているのだが、
それもメンバー1人1人にグッと寄っていて、あの巨大な舞台を動かす
DIR EN GREYの「人」としてのリアリティに迫っている。


5/29発売のJAPAN7月号に薫のインタヴューが掲載されるのだが、その中で、
どういう人たちがどういう気持ちでライヴをやっているか、メンバーの空気感が描写されているというように語っていたが、観て本当に納得した。

こんなに見せてもらって良いのだろうか、と思ってしまうほど。
本当に嘘のない、真摯でストイックなバンドだと改めて痛感した。

5/29から劇場公開が始まる武道館2日目のドキュメンタリー“10”も楽しみ。
インタヴュー掲載のJAPAN7月号も同日発売です。(福島)
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