「ひとりカンタビレ」で全国各地のライヴハウスでレコーディングした楽曲がアルバムとしてまとまったのだが、これが傑作だ。
タイトルは「OTRL」。
発売は8月4日。
開催前は、多くの人が実験的な試みだと思っていた「ひとりカンタビレ」だが本人は確信を持って挑んだプロジェクトだった。
このやり方でこそ生まれる楽曲があることを彼はわかっていた。
民生にとっては、このアルバムは人間ドックのようなものだそうだ。
聴き手にとっては初の自画像集のように感じられると思う。
ちなみに「RL」という曲が入っていて、それは「右左」という意味なのだが、アルバムタイトルの「OTRL」は「奥田民生レコーディングライヴ」という意味だそうです。(古河)