9月発売号の取材で清 竜人にインタビュー。9月にリリースされる新曲『ぼくらはつながっているんだな』がとても良い。ホーンやコーラスなど多彩なアレンジで組み立てられた硬質なポップソングなのだが、本人も認める通り、彼の歌がとにかく開放的になっている。文字通り、他者との「つながり」がテーマになっている曲だが、偽善的な仲良しソングなどでは決してなく、己の醜さ、汚さなさ、情けなさを告白した上で、それでも自分は誰かと「つながっている」ことを発見する、徹底したリアリズムに裏打ちされた歌。シニカルの一歩手前で止まっているのが、これまた清 竜人らしい。
写真はインタビュー後のワンショット。(徳山)