そして、単行本『スピッツ』も重版完成。10刷のロングセラーとなった。
1991年デビューから1998年までJAPANに掲載されたインタヴューや、メンバーそれぞれの半生を語った2万字ヒストリー、貴重な写真が満載のフォトギャラリーも、ふわふわ素材の装丁も、今、改めて見返してもかなり贅沢な内容だと思う。
3月25日にデビュー20年目を迎えたスピッツの、20年間の魔法の原点が詰まった一冊となっている。
「どうせ死ぬなら綺麗に生きたい」とか、「俺が歌を作るときのテーマは“セックスと死”だけなんです」とか、インタビューで語った青々しい言葉たちは、『とげまる』を聴いたあとだからこそ違う重みをもって刺さる。
まだの方は、ぜひ、手にとってみて下さい。 (井上)