アルバム『PASSENGER』を引っ提げて約2ヶ月にわたって全国ツアーをまわったNICO Touches the Wallsが、今日Zepp Tokyoの追加公演でファイナルを迎えた。
とにかく、逞しく、頼もしいライヴだった。
腹の底にずしっとくる重量感のあるビートと、ブルージーにギラつくツインギター。光村のざらついた男臭さと艶っぽさとを自在に操るヴォーカル。そのどれもがタフさを増し、ソリッドで強靭なグルーヴを生み出していた。
「みんなが抱えてるものを吐き出してくれ。それを俺らが全部音にして吐き出してやるから」と光村が言ったように、彼らは真っ直ぐに音楽の力を信じ、その情熱を凄まじい気迫と熱量で、真っ直ぐに放った。そこには紛れもなく、4人の無敵の「PASSENGER」がいた。
今日初披露された新曲は、カラッと晴れた空と照りつける太陽が似合う、痛快な夏ロックンロールで、これがまたいい。
このツアー恒例となっていたコーラの一気飲みも、今日は光村以外、全員飲んでました。(中村)