The Flickers に取材!

The Flickers に取材!

11月2日に1stミニアルバム『WONDERGROUND』をリリースするThe Flickers。
物騒なロックンロールをかき鳴らすこの3ピース、マジでかっこいいのでぜひチェックして欲しい。
10月29日発売のJAPANのNEW COMERで紹介すべく、先日インタヴューしてきました。

とにかくサウンドの中毒性がすごい。
音と音の隙間が活きたモダンなロックンロールであり、
時に淡々と冷静に、時にけたたましく獰猛なリズムを繰り出すダンスミュージックでもある彼らの音楽。
ルーツにはThe Strokesなどのロックンロール・リヴァイバルとか、
Joy Divisionをはじめポストパンク/ニューウェーヴなどいろいろあるのが伝わってくる。
ビートが要のバンドサウンドで、歌詞もこのビートに気持ちよく乗っかるようにしっかりと意図されている。
だから聴いていると「気持ちいいっ!」「ウマイっ!」みたいな快感ボタン押されまくり。

かといって中身のペラペラな洋楽かぶれのファッション・パンク、なんてものでは決してなくて、
曲にはかなりシリアスな現実が刻み込まれている。
フロントマンであり楽曲を手がける安島が、
「人を愛したりとか友情とか社会とかそういうものが、僕にとって音楽の中にしか無い」
といっていたのも納得。
日々のいたたまれなさ、みたいなヒリヒリした感覚も曲に深く影を落としているけど、
それでもしっかり前を向こうとする切実な強さもある。

今はまだアンダーグラウンド感の強いバンドだが、彼らはそこに留まるつもりは毛頭なさそう。
インタヴューでも安島は、BUMP OF CHICKENやスピッツやブルーハーツの普遍性や、
音楽からにじみ出る人間性みたいなものを自分も高めたいといっていた。期待大。

最新PVはこちら
http://www.youtube.com/watch?v=JHoQjfwSBaY

(福島)
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