キネマ倶楽部で行われた約2年ぶりのワンマンライヴ。

まだ大阪公演があるので詳しくは書けないが、相当の覚悟と気合いで挑んだということがよくわかるステージだった。
じっくりと歌を聴かせる曲のよく伸びる玉置の歌声に魅了される一方で、個人的には激しいダンスを踊りながら歌う曲のほうにこそ玉置の真のすごさがあると思う。

先日の取材で「歌とダンスが大好きなんです」と熱っぽく語ってくれたのはとても印象に残っていたが、今日のライヴを観ているとまさにそれがリアルに伝わってくる。
会場の誰よりもあの空間を楽しみながら、全身全霊でエンターテイナーに徹する姿はとても逞しい。

ゲストには“night on time”でコラボしたPani Crewと、玉置を「成実ねえさん」と慕うももクロをゲストに迎えたスペシャルな構成。
来年で活動10年目に突入する前祝いのような雰囲気もあり、これまでの9年間を誇りつつ、今後の新しいトライアルへの決意も見せる良いライヴだった。(秦)