OBLIVION DUST、ツアー・ファイナル@赤坂BLITZ

OBLIVION DUST、ツアー・ファイナル@赤坂BLITZ

OBLIVION DUST、約4年ぶりのニューアルバム『9 Gates For Bipolar』を携えての全国ツアー・ファイナル@赤坂BLITZを昨夜観てきた。
このツアーではSHIBUYA-AXに続き2度目の東京公演だが、オーディエンスがバンドを求める飢餓感が半端じゃなく、しかもバンドも始終ドSっぷりを発揮する超エクストリームなライヴだった!

ステージ上にキャンドルを飾るロマンティシズムも、序盤からダイバーが続出する肉体的なヘヴィネスも、きめ細かく構築されたサウンドに宿る知性も、タテだけじゃなくてヨコ揺れも生み出すダンサブルなグルーヴも――、
普通だったら分裂してしまうあらゆる要素をマッシュアップして過激に爆発させるライヴはオブリならではだ。
前に現在発売中の『bridge71号』でインタヴューした時、『9 Gates For Bipolar』の楽曲はライヴでの光景も意識して作ったという話しを聞いたが、まさに、といった感じ。先行配信された“TUNE”をはじめ、5人編成+同期で紡がれる楽曲はどれも鮮やかだった。

終盤、KEN以外のステージ上の4人が上半身裸(もちろん4人とも墨入り)というかなりいかつい絵になり、RIKIJIが「これでKENも脱いだらお客さんみんなも脱ぐことになるよ」「みんなも脱いだら俺たちは下も脱ぎます!」と宣言、KENは「あなたはいいでしょうけど、5人にするのやめてくれる!?」「俺にはポリシーってもんがあるんや!」と最終的に脱ぐのを拒否……というやりとりも客席を大いに沸かせつつ、
続いて始まったのが“Sail Away”! ミラーボールもまわり、新作の中でも最もダンサブルなこの曲で会場は大盛り上がり。音源ではゲストの土屋アンナが歌っているパートをKENが歌ったのもワイルドでかっこよかった!
その後名曲“DESIGNER FETUS”での一体感も凄まじいかった。


そしてライヴ中に「夏ごろにまたライヴやります!」という嬉しい発表もあり。ライヴ前に楽屋で決まったばかりとのことだが、こちらも楽しみ。


写真は『bridge71号』。インタヴュー&撮りおろし写真を掲載しています。現在発売中なので、見逃している人はぜひ! (福島)
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