lynch.、8年間のすべてをぶつけた壮絶なワンマン

lynch.、8年間のすべてをぶつけた壮絶なワンマン

昨日Zepp DiverCityでおこなわれたlynch.のワンマン。これがもう圧巻だった。

「今までのlynch.の集大成になる」と葉月(Vo)が語っていた通り、この日は初期の楽曲からニューシングル『BALLAD』まで惜し気も無く披露。普段は一時間半ほどで終わる彼らのパフォーマンスも、気付けば2時間を超え全32曲!
04年のバンド結成から現在までのlynch.の歴史とエモーションが交錯する壮絶なライヴだった。

そんな中でも白眉だったのは“BALLAD” “CRYSTALIZE”という2つの新曲。ファストでヘヴィに突っ走るlynch.王道のスタイルから1歩踏み出した、葉月の歌うメロディそのものが楽曲全体を牽引していく新機軸――「歌」と「言葉」にフォーカスをあて、更なる上昇を誓うバンドの思いがひしひしと伝わってきた。この2曲がパフォーマンス全体に今までにない奥行きを与えていたと思う。


「次会うときは過去最強のlynch.だ!」。

アンコールではこんな葉月のMCも飛び出したが、lynch.はこれから次なる作品に向け、楽曲の制作を本格的にスタートさせるという。圧巻のパフォーマンスをバンドの歴史に刻んだ5人は、次に一体どんなサウンドを聴かせてくれるのか? 心から楽しみだ。(塩澤)
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする