柴咲コウの全国ホール・ツアー、初日の戸田市文化会館。
映画やドラマにおけるバラードのイメージを覆すように、
制御のきかない感情の迸りをテーマにした最新アルバム『Love Paranoia』。
そんな極限状態を、ライヴのダイナミズムでさらに加速させるツアーともなれば、
スタート時点から、意表を突きまくりの驚きの展開が雨あられ。
「何事?」と呆然とする瞬間も含め、何から何までがトライアルという
実に“挑戦者”然としたタフネス・ライヴだった。
詳細は最終公演(4月9日 NHKホール)終了後にするとして、
まずは長丁場ライヴを、あくまで“攻め”の姿勢で全うした彼女を労うべく、
楽屋を訪問したら、さすがに精魂燃え尽きてぐったりのご様子。
やっぱり、2年ぶりのツアー、しかも初日という緊張感がすごかったみたい。
しかしながら、それはそれで、大いなる達成感の証ともいえる、
ついつい写真撮るのを忘れてしまうくらいの、素敵な表情ではありました。