英国女王からダニー・ボイルまで、ボウイがこれまでコラボを断ってきた相手×10人


★デヴィッド・ボウイがこれまでコールドプレイやデイヴ・グロール、
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(少なくとも3回懇願したらしい)等から依頼されたコラボ仕事を断ってきたことは既に報じられていますが、

知る人ぞ知る、ボウイが断ってきたコラボ仕事はまだまだある。

★英ガーディアン紙がそんなボウイの「これまで断ってきた仕事・相手×トップ10」を掲載していたので、ご紹介。


1、断られた相手=デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)。
2年前デイヴが書いたサントラ曲のヴォーカルをボウイに依頼したが「この映画を観たんだけど、僕の趣味じゃないんだよね」と言って断られる。

2、断られた相手=クリス・マーティン(コールドプレイ)。
数年前クリスが書いた新曲でボウイにコラボを依頼したが「この曲は君達が書いた中でもベストな曲じゃないよね」と言って断られる。

3、断られた相手=スコットランド独立党。
2014年のBRIT Awards授賞式で、当時UK内の国民投票でスコットランド独立!気運が高まっていた頃「スコットランドよ、我々英国と一緒にいてください」という反独立メッセージをケイト・モスに託してスピーチさせた。

4、断られた相手=英国女王エリザベス2世。
2000年に【大英帝国勲章コマンダー】をオファーした際もボウイ」に辞退されたが、
「実は隠れボウイ・ファン(!)」であるエリザベス女王(女王が好きな作品は70s初期の作品群と『ロウ』、『ヒーローズ』らしい)は諦めきれず、
2003年にも【大英帝国騎士号(ナイトの称号)】をオファーするが、再び辞退されている、、、。

5、断られた相手=ダニー・ボイル(オスカー受賞作『スラムドッグ・ミリオネア』等で有名な英国人映画監督)。
2015年の11月、「長年、温めていたボウイの伝記ミュージカル&映画の仕事でコラボを依頼したら、断られて非常に落胆し傷ついている、、、」と英紙で吐露していた。

6、断られた相手=英BBC人気SFテレビ番組『ドクター・フー』。
昨年の秋、主演のピーター・カパルディが「ゲスト出演を依頼したが、『やりたくない』と断られた」らしい。
さらに数年前、番組の音楽ディレクターがコラボを仄めかしたときも「僕は興味ないから」と断っている。

7、断られた相手=Flight of the Conchords(ニュージーランド出身の人気コメディ・デュオ。ボウイ関連のネタを多く書いてきた長年のボウイ信者としても有名)。
数年前、彼らが米TV局で自分達のショー番組を持つようになった際も「ボウイにゲスト出演を依頼したが、『最近リッキー・ジャーヴェイス(英人気コメディアン)と仕事をしたばかりだから、こういう仕事は今はやりたくない』と断られた」らしい。

8、断られた相手=レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
最近のアンソニー・キーディス(Vo)の発言によると「これまでにも2~3回コラボを依頼してきたんだけど、いつも『ノー』の返信メールが返ってくるんだ、、、」とのこと。
因みに、彼らはボウイの朋友であるブライアン・イーノにもこれまでコラボを8回(!)依頼したが、毎回断られてきたらしい(ここまでくると、ちょっと可哀想、、、)。

9、断られた相手=ボンド映画『A View to a Kill』の出演。
当初、悪党Max Zorin役はボウイにオファーされたが、「5ヶ月も僕の代役のスタントマンが崖から落ちるシーンを見ているのは退屈だから」という理由で断り、
結局この役はクリストファー・ウォーケンが演じることになった。

10、断られた相手=リンゼイ・ケンプ(英舞踏家&マイム・アーティスト。若き日のボウイが弟子入りしていた人としても有名)。
60年代のボウイ&ケンプは、パフォーマンス・テクを磨くために英国内各所のミュージック・ホールやシアターで様々なマイムやミュージカル・ショーに出演していたが、
今年初頭にケンプが英ガーディアン紙に語ったところによると、当時はこんなエピソードもあったらしい。

「あるクリスマス直前にMusselburgh(スコットランドのエジンバラ郊外にある町)のシアターから『長靴を履いた猫』ミュージカルに出演しないか?というオファーが来たんだけど、
ボウイのエージェントから『一週間で£10のギャラ(!)は少なすぎるから、
£15(それでも少ない、、、60年代と今ではお金の価値が違うのは解ってるけど)にしてもらえないだろうか?』という返事がきたから、
シアター側と交渉してみたんだけど、結局『£10しか出せない』ということで残念ながらこの仕事はお流れになったんだ」。
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