ロック・スターと取り巻き
2010.02.01 12:20
★今週末の英メディアは、どこもこの悲惨な事件でもちきりだった。
別にピート・ドハーティの場合だけではなく、どのロック・バンドでもセックス、ドラッグ&R&R三昧の「一見華やかな」ライフ・スタイルに惹かれて集まってくる「取り巻き連中」はつき物だ。
自分の愛する「アート作品」をクリエイトする人のプライベートな領域/生活を見せてもらうチャンスを得られる、というのはどんなファンにとっても強烈な誘惑を持っていると思う。
筆者も70年代後期からロンドンのR&Rライフにどっぷり漬かってきたせいで多くのバンドの「取り巻き連中」を見てきたし、自分の生活そのものが「そのバンド/アーティストに仕えること」になってしまうほど、度を越しすぎてしまった人々を数多く見てきた。
自分のヒーローやスター達の「刹那的でデカダン&ボヘミアン」なR&Rライフに憧れorロマンティックな幻想を抱いて深入りし、自分自身の人生/命までヤバイことになってしまった例も、悲しいことに何度か見てきている。
だからどれほどそういうアーティストや生活が魅力的に見えても、
「決して自分を見失うほど深入りしてはならない」、
「ここからの一線は絶対、越えてはならない」
という最後の抑制/ブレーキが効くようになった。
今回のロビン・ホワイトヘッドさんの事件をメディアで目にするたびに、今も心が痛む、、、。
10代の頃から極道R&Rライフに染まったせいで、そういう世界に「免疫」がついてしまった自分は不幸中の幸いだったのかも。
★因みに、ロビン・ホワイトヘッドさんの公式サイト。
http://www.bonnieandhide.com/
素晴らしい映像作品の数々が見れる。
心から、ご冥福をお祈りします、、、。