★皆さん、覚えてますか?
フランク・チキンズという在英邦人女性ばかりで結成されたロック・バンド。
83年のシングル”We Are Ninja / Fujiyama Mama”がNMEのインディ・チャートで9位になったり、
同年6月にはあのザ・スミス(!)のサポート・アクトとしてUKツアーに同行したり、
BBCラジオ1の著名DJ=故ジョン・ピールがやたら気に入って自身の番組で彼女達の曲をかけまくったり、
89年にはバンドのフロント=カズコ・ホーキ嬢が英TV局チャンネル4で『カズコズ・カラオケ・クラブ』などという番組を持ったり、
94年はあのグラストンベリー出演(!)を果たしたり、
ここUKでは80s以来かなり名の知れたセレブ邦人バンド。
、、、え?覚えてない?
そう言う筆者も実はここ数年というか、
94年のアルバム『UnderFloor World』以降メディアでの報道がずっと途絶えていたので、
ひょっとしたら解散して日本に帰国したのかなぁ、、、と勝手に思い込んでました(すいません)。
★ところが今週末、英Guardian紙のカルチャー欄をふと見ていたら、
なんと「今年のFoster's Edinburgh Comedy Awardsの”過去30年のベスト・コメディ・アクト”カテゴリーにフランク・チキンズがノミネート!」、
しかも
「現時点での一般投票結果によると、
幾多の著名英国産アクトを押さえ堂々No.1!!!」の報道が。
なんでも「現在約80000票集まったうち、彼女達は20000票をゲット。
今年の候補者173人の中でぶっちぎりの1位(!!!)」らしい。
す、すげぇ、、、。
にしても、なぜ邦人ロック・バンドのフランク・チキンズが?????
と怪訝に思い、読み進んでいくうち、
数週間前から「昨今の英コメディ界のコマーシャル化に対するアンチの意」を表するため、
英コメディ・サイトChortleで英コメディアン数人が展開した
「英コメディのコマーシャル至上主義反対!!!キャンペーン」がそもそもの発端。
さらにそれがTwitterや Facebook等の他サイトにも次々に飛び火!
という経由で、こんな一大事にエスカレートしてしまったようだ。
★当のご本人=カズコ・ホーキ嬢もこの朗報は寝耳に水だったようで、
「私達があのマイケル・マッキンタイアを押さえてトップに立ってる!って電話をもらったとき、『誰それ?』って答えたくらいよ、スタンド・アップ・コメディには全然詳しくないし。
英国人のユーモア感覚はリスペクトしてるけどね」。
”過去30年のベスト・コメディ賞”をあなた方が受賞するかもしれない件について。
という同紙の質問に対しては、
「誰かに、あなたはダービー杯(競馬)の賭けで勝った!って言われてるみたいね。どうでもいいって感じ(笑)。
私はそもそもコメディアンじゃないんだし」
とコメントしている。
まぁ、そりゃそうですが。
何はともあれ、おめでとうございます!(笑)。
★そういえば、昨年は音楽界でも、
ファンがネット上で大々的なキャンペーンを展開し、
あのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがオーディション番組出身のアクトを押さえ、堂々クリスマスNo.1を獲ったりした。
「露骨なコマーシャル化」の弊害は英コメディ界でも深刻な問題になりつつあるんだなぁ、、、。
★上の写真は筆者のローカル・パブのひとつ=King's Head。
ここの地階でも毎週末コメディ・ナイトが催される。
パブのオヤジによれば、
「今は有名なコメディアンの多くも駆け出しの頃はここで名演を行った」のだそう。