「オアシスがアメリカで成功しなかったのはボノのようなヴォーカルがいなかったから」ノエル発言の詳細説明


★今朝のNMEニュースや弊社webニュースでも報じられた、ノエル・ギャラガーの最新発言。

「オアシスがアメリカで本格的にブレイクできなかったのは、
バンドにボノやクリス・マーティンのようなヴォーカリストがいなかったからだ。
オアシスにいたのは違うタイプのヴォーカリストで、ジョニー・ロットンみたいな奴だったから」。

この「違うタイプのヴォーカリスト/ジョニーロットンみたいなやつ」というノエルの発言を、
もう少し具体的にご説明。

★奇しくもこの発言を読んで思い出したのが、
2年ぐらい前、英Sky Artチャンネルで放映されていたノエル兄貴のインタヴューだった。

ノエルがまだオアシスを脱退する前/ソロに転向する以前に行った取材で、
アイルランド人ジャーナリスト、デイヴ・ファニングによる「オアシス史を振り返る」長編インタヴューだったのだが、

ここでもノエルは、
☆オアシスは何故アメリカでU2のような大成功を果たせなかったのだと思うか?と訊かれ、

「アメリカ人はボノのような、ライヴ中に観客と積極的にコミュニケートするタイプのヴォーカリスト/フロントマンが好きだからだ。
オアシスのフロントマン=リアムは間違ってもそんなことをするタイプじゃないからな。

もともと英国人、特に俺たちみたいに北部で育った連中は、
そんな風に公衆の面前で、
『あからさまに相手から好かれようとする行為』をベタすぎてイタイと感じるというか、
恥にすら感じる風習があるからね。

たとえ俺があいつ(リアム)にそんなことをやれと言っても、
『ライヴで客に媚を売ってに積極的にコール&レスポンスをしろだって?
そんな売女みたいな真似ができるかよ!!!』
で一蹴されるのがオチだからな」、
と苦笑しながら答えていた。

つまりは英米間にある「国民性の違い」が、オアシスの場合はネガに出たということなのかも。
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