アーティスト

    MAN WITH A MISSION、甲子園球場での野外ワンマン(45000人動員!)を観て

    MAN WITH A MISSION、甲子園球場での野外ワンマン(45000人動員!)を観て
    集まった45000人が内外野、スタンドを埋め尽くした壮観。

    巨大ステージと巨大LED、繊細に構築された音のクオリティ。

    そして、そんな完璧な状況で爆発のように鳴らされ続けるアンセムの数々。ロック名曲の数々。


    ちょっとすげえなあ、これは本当にすごいライブだなと何度も感心してしまった。

    甲子園の野外ライブは過去にいくつも例はないが、ロックシーンという話をするなら、文字通り、歴史的なライブだったはず。


    曲のスケール、優れたメロディ、届きやすい言葉、輪郭のはっきりしたメッセージ。

    すべてのパーツにおいて、この「ど真ん中」で戦い続けることはまったく容易なことじゃない。

    しかし、MAN WITH A MISSIONはそれをデビュー以来一貫してやり続けてきた。

    その明確なスタンスは、どこか目的化された先鋭性などより、何倍も「今」的な表現であったし、常にハンパない普遍性を持っていた。

    そうやって、ロックとしてのエッジと、メッセージとしてのストレートさを同時に磨き続けてきた5匹の、圧倒的な勝利の夜、という瞬間が今夜の甲子園だった。


    正しさはいつも真ん中にあって、勝負はそれをどこまで掘っていけるか、だ。

    当たり前のことだとしても、マンウィズのライブを観ると、そんな当然の真理について、何度も繰り返し考えさせられる。


    パーフェクトなロックコンサートだった。本当に、見事なライブだった。
    小栁大輔の「にこにこちゅーんず」の最新記事
    公式SNSアカウントをフォローする

    人気記事

    最新ブログ

    フォローする
    音楽WEBメディア rockin’on.com
    邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
    洋楽誌 rockin’on