今、切ない声というと、この人の声を思い出す
2013.08.27 18:19
会社が渋谷にあるということもあり、センター街とかその他雑踏とか、日々人ごみにまみれて過ごしているのですが。
そんな中、街中で音楽が聴こえてくると、「これからどこまで自分の意識に残るんだろう、この曲は」なんて思う。
そうやってしばらくの間でも残るか残らないかがなんとなく、自分の中での楽曲と歌の力の基準になっていたりする。
そんな意味で、妙に耳に残り、そして、今ではすっかりハードに聴き込んでいるのが、塩ノ谷早耶香のニューシングル『Ocean Blue』。
1万人参加のオーディションのグランプリ受賞をきっかけにメジャーデビュー、というのは確かにすごい経歴なんですが、そして、阿呆みたいな感想で申し訳ないんですが、本当にいい。
スケール感がとか、音域の広さがとか、そういったR&Bシンガーによくあるクリシェ的な要素に自分は惹かれたわけじゃなくて、むしろ、線が細くて儚げなところが素晴らしい。
それでいて、抜群に出力が強い。
Erik Lidbom&Jeff
Miyaharaコンビによる楽曲の聴かせどころ、サビの小刻みなリフレインの均衡をふっと破るハイトーンの抜けがもうたまらなく気持ちいい。ニクい。
聴いてもらえばわかると思いますが、このコーラスアレンジはこういう人の声だからこそよいのです。
これは3枚目のシングル。早くアルバムが聴きたい。
”Ocean Blue”
作詞:Kanata Okajima 作曲:Erik Lidbom/Jeff Miyahara 編曲:Erik Lidbom