完璧な構築物として表現されているDIR EN GREYの音像がはっきりと、文字通り5つの音として聴こえてくる感覚がある。
それは5つの思想、5つの肉体と言い換えてもいい。
ひとつの「生命体」として転がり続けるDIR EN
GREYはやはり、5人のまったく異なった知性と運動性を持った表現者によって成り立っている、ということをあらためて知らしめる曲だ。
それは当たり前のことのようで、まったく当たり前のことではない。
5つの思想がそれぞれの輪郭を保ったままひとつの強靭な音塊になる、というのはもはや奇跡的なことなのではないか。
”SUSTAIN THE UNTRUTH”は、そんなDIR EN GREYの本質を露わにする深遠なロックナンバーだ。
今発売中のJAPANに載っている5人のインタヴューではその背景が解き明かされております。
3月の武道館、ものすごく楽しみ。