パール・ジャム、20周年ドキュメンタリー『PJ20』の予告編に涙

パール・ジャム、20周年ドキュメンタリー『PJ20』の予告編に涙

この秋公開予定のパール・ジャム・ドキュメンタリー『PJ20』。キャメロン・クロウが20年間に記録されていた膨大な映像を再編集、関係者の貴重なインタビューを交えながらまとめたといわれている本作の、日本公式サイトで公開中の予告編。これが、個人的になかなか感慨深い。

映像の出典が明らかではないので間違っているかもしれないけど、ジェフ・アメンがおそらくツアー中なのだろう、本を読みながら電車で移動しているその電車はどうやら日本のもののように見えるし(それが初来日の様子だったりすると・・・)、それとはまた別のシーン、ステージの中央にマイク・スタンドを斧がわりに叩きつけることでできた穴ぼこに、エディ・ヴェダーがすっぽりと入っていく映像、これも、もしこういうことをエディがそれほど頻繁にやってなかったとしたら(?)、かつてシアトルでこの目で目撃したライブのひとこまだったと思う(その様子は、当時のロッキング・オンでレポートした)。

馬鹿みたいだけど、ああ、そうか、20年のバンド・キャリアを追ったドキュメンタリーということは、つまりはそういうシーンをふたたび観るということなのか、となぜだか呆然としてしまったのだ。だってそれは、あの圧倒的な熱風のごとき記憶がそこに蘇るということなのだから。1990年代の半ばの、あの誰もが触れれば切れてしまいそうなほどデンジャラスでセンシティヴなパール・ジャムがそこにいるということなのだから。果たして正気でこの作品を観れるだろうか。心配になってきた。

公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする