去年は優れた作品がありすぎて、選べない！というくらい素晴らしい作品があったけど、今年はその逆。

大作においては、どれも良いのだけど、ずば抜けた作品が全然ない！ということで、どれがオスカーか選べない、という事態に現時点ではなっている。

批評家賞などにおいては、『６才のボクが、大人になるまで。』　や、『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』が先頭を走っている感があるけど、両作ともインディ映画なだけに、アカデミー会員がどのように扱うのか、まったく分からない。

そういう年は、本当に優れたインディが獲るか、または大量の資金を投資してキャンペーンを行った作品が獲る、ことが多いのだけど、果たして今年はどうなるのか？

例えばLAタイムスなどいくつかのアメリカのメディアの予想を独自の判断で平均して、現時点でオスカー候補になりそうな作品を書き出してみたいと思う。

個人的には、主演男優賞で、イギリス人で古くからの友人でもあるというベネディクト・カンバーバッチとエディ・レッドメインの2人が揃ってノミネートされたら美しいなあと思う。ふたりともノミネーションに値する素晴らしい演技を見せているし。

ちなみに、アンジェリーナ・ジョリーの監督作『Unbroken』に出演したMIYAVIの演技も注目されていていて、現在アメリカ各メディアが彼の記事などを紹介している。果たして彼がノミネートされるのかも大いに注目したい！
http://graphics.latimes.com/buzzmeter-oscars-2015/

http://www.latimes.com/entertainment/envelope/goldstandard/la-et-mn-gold-standard-oscar-best-directors-cinematography-20141204-column.html

作品賞
『バードマン』
『６才のボク』
『Foxcather』
『The Imitation Game』
『Theory of Everything』
『Selma』
『ゴーン・ガール』
『Unbroken』
『Whiplash』
『American Sniper』

監督賞
Ava DuVernay『Selma』
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『バードマン』
アンジェリーナ・ジョリー『Unbroken』
リチャード・リンクレーター『６才のボク』
モルテン・ティルドゥム『The Imitation Game』

主演男優賞
マイケル・キートン『バードマン』
エディ・レッドメイン『Theory of Everything』
ベネディクト・カンバーバッチ『The Imitation Game』
デヴィッド・オイェロウォ『Selma』
スティーヴ・カレル『Foxcatcher』

主演女優賞
ジュリアン・ムーア『Still Alice』（→ほぼ当確と言われている）
リース・ウィザースプーン『Wild』
フェリシティ・ジョーンズ『Theory of Everything』
ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』
ヒラリー・スワンク『The Homesman』

助演男優賞
J. K. シモンズ『Whiplash』
エドワード・ノートン『バードマン』
イーサン・ホーク『６才のボク』
マーク・ラファロ『Foxcatcher』
トム・ウィルキンソン『Selma』

しかし『Unbroken』のMIYAVIを上げているメディアも多い。果たしてノミネーションされるか注目！

助演女優賞
パトリシア・アークエット『６才のボク』
ジェシカ・チャステイン『A Most Violent Year』
キーラ・ナイトレイ『The Imitation Game』
エマ・ストーン『バードマン』
メリル・ストリープ『Into The Woods』